色紙用の筆の選び方

・1~3字を書く

やや太めの2~3号の大筆

・4字以上を書く

5、6号の兼ゴウ筆

・漢字・仮名交じりの多字数を書く

兼ゴウ筆・柔毛筆など

色紙への書き方

・1字を書く場合

色紙の中央に、大きすぎず、小さすぎず、天地左右の余白を生かしてバランスよく書きます。

変化がなく、面白みがないときは、文字の形、特徴を生かした書き方を工夫します。

文字にはいろんな形があります。例えば、縦長でバランスがとれないときは、右肩に為書きを書いたり、左下に雅号や名前を配置する。

もしくは、本文を右に寄せて、左側のスペースに字数の多い落款を入れたりします。

1字が横長のときは、色紙の上方に寄せ、下のほうにやや平体に落款を書いたり工夫します。

1字を書く時は、字形と落款を調和よく組み合わせて書くことが大切です。

・2字を書く場合

1字1字が上手に書けても、2つの文字がそれぞれ自分を主張するような書き方をすると、色紙作品としてバラバラになります。

色紙内で2文字が調和するように心がけます。

・3字を書く場合

色紙に3字書くときは、1行目に2字、2行目に1字と分けて書くことが多いようです。

3字の場合も2字と同じように、3字が互いに生かしあい、調和することが大切です。

そのためには、最初の1字に調和するように書くようにします。

この場合、4字目のところが空きますが、この余白の部分は3字目の字形を工夫したり、落款を入れたり、そのまま空けておいたりします。

色紙いっぱいに文字で埋め尽くす書き方は、余裕がなく、品がなくなりがちです。余白を意識して書いてください。

 ・4字を書く場合

色紙に4字書くときは、2字と2字の2行、3字と1字の2行、4字を1行に書きます。

場合によっては、1行目に最初の1字を大きく書き、2行目に3字を小さく書くこともあります。

字数が多くなると、同じような書き方の字をただ並べたのでは変化がなく、面白みや味わいに欠けてしまいます。

そうならないためには、色紙内の全体の調和を考えながら、文字の大きさに変化を持たせます。例えば、線の太い字と細い字、にじみを表現した字、かすれた字など。

文字に変化を持たせながら、それぞれの文字が相互に生かしあって、全体に調和がとれたものにすることが大切です。

・多字数を書く場合

色紙に多字数書くときも、全体のバランスを考慮します。

大きい字の隣に、小さい字や細い字、墨量豊かに書かれた文字の隣には、キレイにかすれが入った字をもってきます。

墨継ぎによる行の頭の工夫をするなどして、全体の流れをみながらバランスよく調和させるようにしましょう。

色紙の場合、墨継ぎをして、中央部を強調する書き方にすると、まとまりやすくなります。

鉛筆で下書きしたり、半紙を色紙大に切って練習することをおすすめします。

・漢字かな交じり文を書く場合

漢字は直線的な点画の組み合わせで構成されており、かなは曲線からできています。

人によって、漢字をかなに近づけたり、かなを漢字に近づける書き方、

漢字とかな双方が歩み寄るような書き方などがあります。

漢字とかなが別々ものにならないように、漢字とかながしっかりと色紙の中で調和するように書くのがポイントです。